葬儀の流れを知りたい方へ。 葬儀はご逝去 → 搬送・安置 → 打合せ → 通夜 → 告別式 → 火葬 → 初七日 → 四十九日の順に進みます。本記事では、葬祭ディレクター1級の実務経験をもとに、各段階の準備・持ち物・注意点を解説します。
大切な方が亡くなられたとき、「何をすればいいのかわからない」と不安になるのは自然なことです。ここでは、ご逝去から四十九日法要までの流れを10ステップに分けて、時系列に沿ってわかりやすく説明します。
この記事でわかること
- 葬儀の全体の流れ(10ステップ)
- 各段階で必要な準備と持ち物
- 通夜・告別式の進行内容
- 葬儀後に必要な届出・手続き一覧
全体の流れ
葬儀の一般的な流れは以下の通りです。
- ご逝去・葬儀社への連絡
- ご遺体の搬送・安置
- 葬儀の打合せ
- 納棺
- 通夜
- 葬儀・告別式
- 出棺
- 火葬・お骨上げ
- 初七日法要
- 四十九日法要
上記は通夜・告別式を行う一般的な流れです。葬儀の形式によって一部が省略されます。
- 直葬(火葬式) — 通夜・告別式を行わず、火葬のみ(ステップ5〜7が省略。搬送・安置・納棺は行います)
- 一日葬 — 通夜を省略し、告別式と火葬を1日で行う(ステップ5が省略)
- 家族葬 — 基本の流れは同じですが、少人数で行うため通夜振る舞いや会食を省略することもあります
以下、各段階を詳しく説明します。
1. ご逝去・葬儀社への連絡
病院でお亡くなりになった場合
- 医師から死亡診断書を受け取ります
- 葬儀社に連絡します(24時間対応の葬儀社であれば深夜でも可)
- ご遺体の搬送先(式場または自宅)を決めます
- 近しいご親族に連絡します
自宅でお亡くなりになった場合
自宅で亡くなられた場合は、まず医師に連絡し、状況に応じて死亡診断書または死体検案書の交付を受けます。生前に診療していた傷病に関連する死亡であれば死亡診断書、それ以外の場合は死体検案書となります(厚生労働省の定めによる)。判断に迷う場合は、医療機関や警察への確認が必要になることがあります。
その後、葬儀社に連絡します。
この段階で必要なもの
- 死亡診断書または死体検案書(医師が発行)
- 葬儀社の連絡先(事前に調べておくと安心です)
2. ご遺体の搬送・安置
葬儀社の寝台車で、病院(または自宅)から安置場所へご遺体を搬送します。
安置場所の選択肢
- 葬儀社の式場 — 設備が整っており、ご遺族の負担が少ない
- ご自宅 — 住み慣れた場所で最後の時間を過ごせる(住宅事情により難しい場合もあります)
安置後、枕飾り(お線香・ロウソク・花など)を整えます。ドライアイスでご遺体を保護し、火葬までの間お守りします。
3. 葬儀の打合せ
葬儀社の担当者と、以下の内容を決めていきます。
打合せで決めること
- 日程 — 通夜・告別式の日取り(火葬場の空き状況による。神戸市では2026年から第二日曜日が火葬場休場日のため注意)
- 葬儀の形式 — 家族葬、一般葬、直葬など
- プラン・費用 — 予算に合わせたプランの選択
- 宗教・宗派 — 僧侶の手配が必要か
- 参列者の人数 — おおよその人数を把握
- 遺影写真 — 使用する写真の選定
- 供花・供物 — 必要に応じて手配
持参するとよいもの
- 死亡診断書(または死体検案書)
- 印鑑(届出用)
- 遺影に使いたい写真(データでも可)
- 故人の本籍地の情報(死亡届・火葬許可申請に必要)
- 健康保険証
- 喪主予定者の連絡先
打合せは1〜2時間程度です。ご親族の中に遠方から参列される方がいる場合は日程調整が必要になることも多いため、余裕を持って相談しましょう。不明な点は遠慮なく質問してください。
4. 納棺
故人のお身体を清め、旅立ちの支度を整えてお棺に納める儀式です。
納棺の流れ
- 湯灌(ゆかん) — 湯灌を行う場合は、故人のお身体を清め、旅立ちの支度を整えます(希望やプランにより省略する場合もあります)
- 着替え — 仏衣(死装束)をお着せします
- お化粧 — 安らかなお顔に整えます
- 納棺 — お棺にお納めし、故人の愛用品なども一緒に納めることができます
ご家族が立ち会うことができ、故人に語りかけながらお見送りの準備をする大切な時間です。
5. 通夜
通夜は、故人と最後の夜を過ごす儀式です。一般的に夕方18時頃から始まりますが、地域や式場の事情により前後することがあります。
通夜の流れ(所要時間:約1〜2時間)
- 受付開始
- 僧侶入場
- 読経
- 焼香(参列者全員)
- 僧侶退場
- 喪主挨拶
- 通夜振る舞い(会食)
通夜での注意点
- 受付係や案内係が必要な場合は、事前に依頼しておく
- 通夜振る舞いは家族葬では省略することも多い
- 焼香の作法がわからなくても、葬儀社のスタッフがサポートしてくれる
6. 葬儀・告別式
通夜の翌日、午前中に行われるのが一般的です。
告別式の流れ(所要時間:約1〜1.5時間)
- 受付開始
- 僧侶入場
- 読経
- 弔辞・弔電の紹介(家族葬では省略する場合もあります)
- 焼香
- 僧侶退場
- お別れの儀(お花入れ)
- 喪主挨拶
- 出棺
お別れの儀
告別式の最後に、お棺の蓋を開けて故人の周りにお花を手向けます。これが故人のお顔を見られる最後の機会となります。
7. 出棺
告別式が終わると、お棺を霊柩車に乗せ、火葬場へ向かいます。
出棺の流れ
- ご遺族・ご親族でお棺を霊柩車へ運ぶ
- 喪主が位牌、ご遺族が遺影を持つ
- 霊柩車が出発
- 参列者はバスまたは自家用車で火葬場へ
8. 火葬・お骨上げ
火葬の流れ
- 火葬場に到着
- 僧侶による読経(炉前読経)
- ご遺族がお棺に最後のお別れ
- 火葬(1〜2時間)
- お骨上げ
火葬場への移動や待ち時間、お骨上げを含めると、出棺から3〜4時間程度を見込んでおくとよいでしょう。
お骨上げ
火葬後、ご遺族が箸でお骨を骨壷に納めます。二人一組で一つのお骨を持ち上げる「箸渡し」を行います。足元のお骨から順に納め、最後に喉仏を納めるのが一般的です。
神戸市の火葬場
神戸市には以下の4つの市立斎場があります。詳細は神戸市公式サイトをご確認ください。
- 鵯越斎場(北区山田町下谷上)
- 甲南斎場(東灘区)
- 西神斎場(西区)
- 有馬斎場(北区)
9. 初七日法要
本来はご逝去から7日目に行う法要ですが、近年は告別式の日に繰り上げて行うケースが一般的です。
繰り上げ初七日の流れ
- 火葬後、式場等に戻って法要を行う場合が多い
- 僧侶による読経
- 精進落とし(会食)
精進落としは、ご遺族が僧侶や参列者への感謝を込めて行う会食です。家族葬の場合は省略されることもあります。
10. 四十九日法要
ご逝去から49日目に行う法要で、故人の魂が成仏するとされる大切な節目です。
四十九日法要で行うこと
- 僧侶による読経
- 納骨(お墓にお骨を納める)
- 会食
四十九日までに準備すること
- お墓の手配(まだお墓がない場合)
- 本位牌の準備(白木の仮位牌から本位牌に替える)
- 仏壇の準備
- 香典返し(忌明けの挨拶状とともに送る)
葬儀後に必要な手続き
葬儀が終わった後も、以下のような手続きが必要です。必要な手続きは、故人の年齢・加入していた保険・世帯状況・資産状況などにより異なります。詳細は市区町村窓口や各関係機関にご確認ください。
| 手続き | 届出先 | 期限 |
|---|---|---|
| 死亡届 | 市区町村役場 | 7日以内 |
| 年金の受給停止 | 年金事務所 | 14日以内 |
| 健康保険の資格喪失届 | 市区町村/会社 | 14日以内 |
| 世帯主変更届 | 市区町村役場 | 14日以内 |
| 生命保険の請求 | 保険会社 | 3年以内 |
| 相続手続き | 金融機関・法務局 | 期限は手続きにより異なる |
手続きの種類が多く大変ですが、葬儀社がサポートしてくれるケースもあります。不明な点は市区町村窓口・年金事務所・保険会社など各関係機関へ直接ご確認ください。
まとめ
葬儀はご逝去 → 搬送・安置 → 通夜 → 告別式 → 火葬 → 初七日 → 四十九日の流れで進みます。事前に全体の流れを把握しておくことで、いざというときに落ち着いて対応できます。
神戸市内では「費用はどのくらいかかるのか」「どのような流れで進むのか」といった基本的な内容を事前相談で確認される方が多くなっています。事前に大まかな流れを知っておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。
事前に備えておきたい方は、センショウの事前相談をご利用いただけます。葬儀後の届出や手続きについてはアフターサポートもご用意しています。
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